猫の正しい食事
前回、食事中のカルシウムとリンの比率は、おおむね一対一を理想としていると述べました。
高リン、低カルシウム食を常用しますと、血中のカルシウム濃度が下がります。
そうすると、PTHが分泌され、骨のカルシウムを血中へ移動させ、カルシウムの血中濃度を正常に保とうとします。
結果として骨は、強度を失い、変形したり、骨折したりします。
この病気は、発育のもっとも活発な2~4カ月齢の猫に多いのです。
さて、多飲・多渇・多尿という医学用語があります。
中枢性、腎性の原因のいかんを問わず、猫は水を異常に飲み、多量のうすい尿をします。
猫は犬に比べ、飲水量は目立つほど多い動物ではありませんので、多飲・多渇という異常は、飼い主なら誰でも気づくはずです。
著明な多飲例では、与えた水はすべて、飲んでしまいます。
多飲の目やすは、平均的な猫(約3㎏)で、300㏄(1日量)を越えたら、飲水異常です。
多尿は飲水量の半分、150㏄(1日量)以上と一応考えればよいでしょう。
いちじるしい多尿の結果として脱水が生じます。
特に、水分の補給が不充分な場合は、急速に脱水は10%を越え、猫は死亡します。
« 猫の尿崩症 | メイン | 猫の異常に気づいて! »