移民家族の貢献
ブルッキングス研究所の社会学者ロバート・ベイチュは、〈アメリカ合衆国の歴史上最も迅速で最も遠大な市街地区の改造〉と呼んでいます。
キューバ移民は自分たちが突然引き起した問題を解決したばかりではなく、他の大勢のアメリカ人のために新しい職場をも作り出しました。
沈滞していたマイアミの中心部をよみがえらせたばかりでなく、マイアミの経済全体を変貌させました。
マイアミをラテン・アメリカとの通商の新しい玄関にし、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、そして南半球の30か国、3億4200万の人びとの新しい金融の要所に変えたのです。
・・・低迷していた当時の市の経済力にとって厄介なお荷物になるだろうと言われていた移民たち。
彼らは、実際には新しい活気あふれる生活の源泉となり、偏狭な下町の境界を突き破って国際的にはばたく勢力となりました。
供給が彼ら自身の需要を生み出し、満たしてなお溢れ出たのです。
マイアミの終末を予測した悲観的な科学者たちは需要経済における永遠の誤りをまたしても犯していました。
・・・すなわち、人間は元来食べるだけの動物であって知性の持主ではなく、また人間は財とサービスの〈消費者〉であってその生産者ではなく、仕事の利用者であって、新しい仕事の創造者ではないという考えに立っていたのです。